自然から生まれた人間の体には自然が濃縮されている。
その自然が病気にかかるのは、環境のバランスの悪さが原因であり、人間の身体でも同じ事が言える。
例えば、自然界の木で考えると・・・
栄養分が多い、水気が多すぎる、日当たりが悪いなど、いくつかの偏った条件によって自然環境のバランスが崩れ、木々が病に冒されていく。
人間の体も自然界の一固体であるがゆえに、身体の一臓器を山に生えている一本の木に例えると、山に一本の枯れ木が出来た場合、環境のバランスの崩れや木の育つ良い環境が作れなくなったことが原因であるにもかかわらず、その枯れ木のみを見て薬を与えたりすると、周りの木々までもが薬によって悪い影響を受け、さらに、環境を整えないからやがて山全体をも侵してしまうことになる。ゆえに身体のバランスを整えることが一番大切なのです。
このバランスを見極め、良い環境作りを整えていくことが、伝統食研究会の考え方であり、治療を含めた健康法である。
さらに、同じ草木であっても、育った土地やその環境に最も適応した草木がある。
それは、環境に適応しているというよりも、その環境に合った草木に進化してきたと言える。つまり、人間で言えば、それが民族であり、一万年以上の歳月を経て形成されてきたと言われている。
故に、病を治し、健康を保つには、その民族固有の環境作りが必要であり、その環境の破壊によって起こりうる症状は、人間も自然の一部である以上、環境を整える事が第一と考えられる。
人間のバランスの崩れ(病気)、枯れ木(症状)に対して、食事の改善と身体の調整、痛んだ所への伝承ビワ療法による直接手当て、その3つによって整えるべく作り上げたものが、伝統食健康法であり、この健康法を伝え実践していくのが伝統食研究会である。
主旨は以上であるが、実際にそれを活用する立場において、環境を崩し病になったのは、自分であるがゆえ、その事に気づき、受け止め、改善を試みる人に、改善方法を教え、自己の力で病気を克服するのが最良である。
しかし、本来、体内の環境や臓器の状態を見極め、漢方論に伴った技法を修得するには、漢方の知識と長年の臨床経験が必要です。歴史的に見ても、この見極めが出来たのが、唯一皇帝の食医でした。この食医が実際に行っていた内容を誰もが自分で出来る様、伝統食研究会では、病の方が病気を治すための学びの里として、教室(サロン)を開設し、実践と理論の勉強との両面より、地域の多くの方々の「健康への道しるべ」になる事を願っております。



















